施設について

昭和大学上條記念ミュージアムは2019年に設立されました。かつて本学50年記念館の展示室に所蔵・展示されたていた資料に加え、皆さまのご協力を得て、このたび新たに貴重な資料を集めることができ、内容がさらに大きく充実しました。

本ミュージアムの趣旨は、本学および広く学外の方々に、教育・研究はもとより文化発展の拠点として、施設や展示資料を活用していただくことにあります。

現代に生きる学内外の人たちがここに集い、昭和大学を愛し大切にする思いを共有し、未来への夢や希望、そしてさらなる発展へとつながることを目指しています。

上條記念ミュージアムは、昭和大学創立90周年事業の一環として、2019年5月に上條記念館の開館とともにオープン致しました。当ミュージアムには、これまでに収集した本学の歴史資料等が企画展示されています。本学および学外の方々に、教育・研究はもとより､文化発展の拠点として､記念館ならびに当ミュージアムを活用して頂くことを目的としています。
学祖・上條秀介は、関東大震災の実体験から、医療現場で実際に患者を救うことのできる「実地医家を養成する」という揺るぎない信念のもとに、昭和大学の前身である昭和医学専門学校を創立しました。以来、本学は上條秀介の「至誠一貫」の理念を掲げて努力を続け、全国に先駆けていち早く医系総合大学を形成しました。
上條記念ミュージアムでは、4つの学部と8つの附属病院が連携して、社会に貢献できる優れた医療人を育成することにより発展してきた本学の歩みを展示しています。
創立者が唱えた「臨床医学」の重要性は、今日、本学における「チーム医療」を最重視する教育へと受け継がれています。その意義とともに、激変する現代の医療環境、今後のメディカルサイエンスについて、皆さまと思いを共有する場になれば幸いです。